2016年

9月

26日

薬剤耐性菌~抗生物質の攻撃から生き残る

 

抗生物質の効果が出にくかったり出なかったりする「薬剤耐性菌」の解決策として、厚生労働省は、新しい抗生物質の開発を促進する施策を打ち出しました。

 抗がん剤や難病薬を開発するプロセスを応用して、治験の相談や安全性や有効性の審査を他の薬よりも優先します。

 現在は標準で12カ月かかっている審査期間を9カ月に短縮させて、新たに検出された耐性菌に対して素早く対応するのが目的です。 

  今回は、薬剤耐性菌について、少し考えてみたいと思います。

 

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薬剤耐性菌とは?

 耐性は構成物質について回る最大の問題です。これは、細菌に対して同じ抗生物質を使い続けると、細菌がまもなくこれに対抗する能力、すなわち耐性(抵抗力)を身につけるというものです。

 近年、マスコミなどにしばしば「院内感染」とか「MRSA」という言葉が登場します。院内感染とは、病院などで細菌やウイルスに感染することです。院内感染の中でもとりわけ大きな問題となっているのが、 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の感染です。

 食中毒を引き起こす細菌として知られる黄色ブドウ球菌は、ふだんから人間の毛髪や皮膚などに常在していますが、健康な人はこの細菌の影響をほとんど受けません。しかし病気などで免疫が低下するとブドウ球菌は体内で繁殖を拡大して、肺炎や髄膜炎、敗血症などを引き起こし、症状が重いと死に至る例もあります。

 MRSAは、この黄色ブドウ球菌がメチシリンと呼ばれる抗生物質に対して耐性をもつようになった細菌です。こうして「耐性菌」へと変化したブドウ球菌は、メチシリンのみならず、さまざまな抗生物質に耐性を示すようになります。そのためこの細菌にいったん感染すると、抗生物質で感染症を治すことは困難になります。

MRSAとは?

 MRSAは、この黄色ブドウ球菌がメチシリンと呼ばれる抗生物質に対して耐性をもつようになった細菌です。こうして「耐性菌」へと変化したブドウ球菌は、メチシリンのみならず、さまざまな抗生物質に耐性を示すようになります。そのためこの細菌にいったん感染すると、抗生物質で感染症を治すことは困難になります。

 このような耐性を持ったブドウ球菌に対しては、バンコマイシンなどの抗生物質のみが殺菌力を持っています。しかしながら、このバンコマイシンもいま、効力の低下が危惧されています。

 耐性菌が拡大しているとみられるのはMRSAだけではありません!最近では抗生物質耐性型の結核菌に関する報告も増えているんです。

 高齢者に肺炎を引き起こす肺炎球菌も、ペニシリンに対して強い耐性をもつものが20パーセント程度に増えてきているとみられています。肺炎球菌は子どもの中耳炎を引き起こし、近年小児科の現場で難治性の中耳炎が著しく増えているという報告もあります。

 耐性の問題は、実際には抗生物質が発見直後から発生していました。1940年代はじめには、はやくもペニシリンが全く効かない細菌が表面化したのです!この細菌が分泌する酵素であるペニシリナーゼは、ペニシリンの構造の一部、すなわち細菌に作用する部分を変化させて、その効力を奪ってしまいます。

 まもなく、ペニシリンだけではなく他の抗生物質でも耐性をもつ細菌が次々に現れました。そこで耐性菌に対抗するために、たとえば構造的に変化しにくく、細菌が分泌する酵素の影響を受けにくい構造の抗生物質が合成されました。

 しかしそれらに対しても、じきに耐性をもつ細菌が現れました。実際、病院で新しい抗生物質を使い始めると、わずか数ヶ月でその薬が効かない耐性菌が現われるといわれています。

細菌の耐性が広がるしくみ

 細菌の耐性は、最初は遺伝子の突然変異によって生じます。細菌の増殖速度はたいへん速く、多くはわずか30分で分裂して数が2倍になります。単純計算すると、1個の細菌は10時間後に100万個、1日後には100兆個以上に増殖することになります。凄まじい増殖ですよね。

 また細菌の遺伝子は変異を起こしやすく、分裂・増殖の過程で細菌の性質が次第に変化していきます。こうして増殖した細菌の中に1個でも抗生物質への抵抗力をもった細菌が現われると、抗生物質を投与したときには、大半の細菌は死んでもその細菌だけは生き残って繁殖することになります。

 さらにやっかいなことに、1個の細菌が耐性を獲得すると、それは分裂・増殖して増えるだけでなく、耐性が短時間のうちに別の方法で他の細菌全体に広がってしまうんです。というのも、最近は他の細菌に、まるで伝染病のように、耐性を広げることができるからです。

 細菌はその内部の核に遺伝子の集まりであるDNAを収めていますが、それ以外にも小さなDNAの輪をもっています。「プラスミド」と呼ばれるこの輪は、細菌どうしが接触して遺伝子の交換を行う(接合)ときに、細菌から細菌へと受け渡されます。このときもし、抗生物質に対して耐性を示す耐性遺伝子がプラスミド上にあれば、そのプラスミドを受け取った他の細菌も同じ耐性をもつことになります。

 細菌が耐性を広げるしくみはまだあります。それは「トランスポゾン」という遺伝子群によるものです。トランスポゾンの上にある遺伝子は、ジャンプする遺伝子(跳躍遺伝子)と呼ばれるように、DNAのもとの場所から離れて容易に別の場所に移る性質を持っており、とりわけ細菌どうしが接合するときには、相手の細菌のDNAにも飛び移ることができるのです。

 さらに、細菌に感染するウイルス(バクテリアオファージ)が、耐性遺伝子を媒介することもあります。耐性遺伝子はこうして、さまざまな手段で他の細菌へと広がってきます。しかも、耐性は同じ種類の細菌同士だけでなく、他の種類の細菌にも広がります。たとえばブドウ球菌が耐性を獲得すると、この菌の周囲にたまたま存在した溶連菌も耐性を獲得する可能性があるのです。

抗生物質が効かなくなる?!

 抗生物質は現在、医療現場でごく日常的に使われています。ウイルス性のかぜであっても、患者が医師に対して抗生物質の処方を求めることも少なくありません。医師も、細菌感染の疑いが少しでもあったり、肺炎のおそれがある場合には、感染検査を行う前に抗生物質を処方することが普通に行われています。

 しかしこのことが、耐性菌を拡大させる原因のひとつになっています。人間の体内には多数の無害な細菌が棲み着いていますが、抗生物質を頻繁に使用すると、こうした細菌がまもなく耐性を身に付けるようになります。

そのような状態のところに溶連菌や結核菌などの病原体が完成すると、それらがはじめは耐性菌ではなくても、体内の耐性菌から耐性遺伝子を受け取ってしまうことになります。

 こうして抗生物質が効かなくなった細菌感染症は、患者の体内で制圧することができなくなるだけではなく、周囲の人間へと広がる可能性がしだいに高くなっていくのです。

 

 これからインフルエンザが流行る季節です。

わたしもこれからは免疫力を高めて、出来るだけ抗生物質を処方されないような体づくりをしたいと思います!

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東北地方(宮城県、福島県)

関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉)

中部地方(名古屋、三重)

北陸地方(福井)

近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)

四国(高知、愛媛)

九州(福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島)

 

どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。