ヒスタミンは体にとって大切なの?

 アメリカの大手製薬会社のマイラン社が即時性アレルギーであるアナフィラキシーの治療薬である「エピペン(EpiPen)」の価格を、この9年間で5.6倍も値上げをしていたことが判って、医療業界ではアレルギー患者を巻き込んで大きな話題になっています。

場合によってはショック死してしまうアナフィラキシーの特効薬である薬剤の価格をここまで大きく上げてしまっては、金儲け主義だと批判されても仕方がないかもしれません。

 

 今回は、アレルギーやそれに関わるヒスタミン物質について、少し考えてみたいと思います。

 

続きを読む前に応援クリックして頂けるとうれしいです!



ほんブログ村 

 

アナフィラキシーショックの例

 昔から夏になると、「ハチに刺されてショック死」といったニュースが新聞やテレビの片隅で報じられます。ハチにさされて死ぬなんて滅多にないよね・・・とみなさん思いませんか?

 しかし!日本では毎年30~40人がハチに刺されたときに起こるアナフィラキシーショックで死亡するとされています。

このアナフィラキシーショックにも、しばしばヒスタミンが関与しているようです。

以前ハチに刺されて、体内にハチ毒に含まれるヒスタミンに対する抗体ができている人は、再度ヒスタミンが体内に入ってくると体が過剰なアレルギー反応を起こし、急激な血圧低下や上気道の浮腫などで呼吸困難となり、死亡することがあるのです。

 このような話から想像すると、ヒスタミンは非常に危険な物質のように聞こえますよね。

しかしこれは、アレルギーを持つ人、とりわけ冬から春にかけて花粉症に悩まされる人にとっては日常的な名前でもあります。

この物質が、鼻水や涙、くしゃみ、じんましん、激しいかゆみなどを引き起こす犯人として知られているからです。

たしかに嫌われる理由のあるヒスタミン"ではあるものの、この物質は本来、重要な役目を持っていることを知っていますか?

それは、この物質が私たちの体内に病原体などが侵入したときに、免疫系の細胞が送り出す危険信号だからです!

ヒスタミンが放出されると体はどう反応するの?

 ヒスタミンは、あらゆる動植物の生態組織に分布していますが、人間の場合はおもに、白血球の一種の好塩基球や肥満細胞(別名マスト細胞:血球の仲間で組織内を動きまわる性質をもつ)の内部でつくられます。とくに肥満細胞には高濃度で含まれるほか、皮膚や肝臓、肺などの臓器、皮膚下や粘膜下の細い血管の周辺などにも存在します。

 私たちの体内に免疫反応を引き起こすスギ花粉のような物質(抗原)が入ってくると、おもに血管周辺の結合組織に存在する肥満細胞がヒスタミンを放出します。

放出されたこの物質は、末梢神経や粘膜、血管内壁などの細胞の表面にあるヒスタミン受容体(H1受容体~H4受容体まで4種類のタンパク質)に結合します。

 ヒスタミンが細胞のヒスタミン受容体に結合すると、その細胞は、強力な血管拡張作用を持つ一酸化窒素(NO)を放出します。

 一酸化窒素は細い動脈を拡張させますが(ペニスの勃起もこれによって起こります)、他方で細い静脈を収縮させる作用も合わせもつので、結果的に再び血管圧力が上昇して、局所的なむくみ(浮腫)が生じることになります。

 こうした反応は、神経の末端や気管支の平滑筋を刺激するため、アレルギーとしてよく知られている、

「かゆい」「くしゃみや咳が出る」「炎症が生じる」

などの症状を引き起こすんですよねー。

また、ヒスタミンが中枢神経(脳)の細胞のヒスタミン受容体と結合すると、頭痛や神経の興奮を引き起こすとされています。

ヒスタミンによるこれらの反応は本来、体が有害な病原体を追い出そうとする自然な作用なんです。

ところが前述のように、免疫系は特に暴走し、病原性を持たない花粉やハウスダストなどに対しても過剰反応するため、多くの人がアレルギー反応に苦しむことになります!

 ハチに刺されたり、ある種の食べ物によってアナフィラキシーショックが起こり、死亡することがあるのは、このアレルギー反応がもっとも急速かつ激しく現われた結果ということなんですね。

なぜ免疫系の過剰反応が起こるのか

 アレルギーを引き起こす原因(アレルゲン)は個人によってさまざまですよね。

スギやブタクサの花粉、牛乳、青魚、カニやエビなどの甲殻類、室内に漂うダニの死骸、ペットの皮膚や唾液中の成分などなど・・・。

実際にはどんな物質でもそのような反応を引き起こす可能性があります!さらに、冷気や日光が原因となることさえあるのです!

免疫系の過剰反応とは、外から何らかの物質が体内に入ったときに、それが生体に無害なものでも免疫系が有害と認識してしまうということです。

このような反応が生じるのは一般に、その人の免疫系が花粉などの物質を異物(非自己)と認識して抗体をつくってしまう、あるいは抗体をつくりやすい状態になっているためと考えられています。

 

 しかしほかにも、免疫細胞の遺伝子が変異しており、無害の物質に対してまで反応してしまうこともあります。

このような遺伝的変異は、生まれつきの場合も、また後天的に生じる場合も考えられます。そのため、それまで何の問題も起こさなかったサバがあるとき突然激しいじんましんを引き起こし、以後はサバに対してつねにアレルギーが生じるといったことが起こるんですよね。

 逆に、それまでエビを食べるたびにアレルギー起こしていた女性が、妊娠・出産を経験した後、同じエビに対して全く異常を起こさなくなるということが起こり得ます。

  最近ではヒスタミンには神経伝達物質としての役割があることも明らかになっています。

 免疫系はたいへん複雑でデリケートな仕組みであるため、いつでも適切にはたらくとは限りません。

ときとして外部からの刺激に対して過剰反応を示します。

その結果、大して危険でもないはずの花粉などが体内に入っただけで、免疫細胞が大量のヒスタミンを放出し、ときとして生命にかかわるような激しいアレルギー反応を引き起こすのです。

応援クリックして下さると励みになります!

↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村

twitterはじめました~!

薬剤師ニュース配信くん
薬剤師ニュース配信くん

ちょっとお知らせです。薬剤師にかかわるニュースを色んな配信元から収集して、ほぼリアルタイムでつぶやくtwitterをはじめました。

その名も【薬剤師ニュース配信くん】です。

ココさえチェックしておけば、「え!?そんなニュースあったの?」なんて、職場で恥ずかしい思いをすることもありません。よかったらフォローして下さいね。

薬剤師ニュース配信くんはコチラ

 

ヒスタミンは体にとって大切なの?︎
薬剤師の求人失敗しない就職・転職のコツTOP

メルマガ登録

都道府県別の新着薬剤師求人情報を週2回配信中!!サイトには書けない裏情報もコッソリ配信します。新着求人がない場合は配信されません。

薬剤師転職相談室 藤原ナオヤに聞いてみよう!

新コーナー!!「薬剤師転職相談室」です。皆さんからの転職相談待ってます。

「いいね!」、「シェアボタン」を押して頂けると励みになります!(何か押しといて~・笑)

↓↓↓↓

藤原ナオヤ

名前:藤原 ナオヤ

プロフィール詳細はコチラ

藤原ナオヤfcaebookページ

薬剤師求人サイト総合ランキング

第1位

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

第2位

アプロドットコム

アプロドットコム

第3位

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

派遣薬剤師

第1位

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

派遣薬剤師

派遣薬剤師
薬剤師派遣会社評価ランキング

派遣薬剤師を目指す皆さ

んのために薬剤師派遣会

社の評価に特化したサイト

を作りました。 

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

皆さんに伝えたいこと

薬剤師の転職サイトはたくさんあります。そしてgoogleやyahooで検索すれば薬剤師転職サイトのランキングサイトもたくさんあります。でも何だかどれも似たり寄ったりでウソ臭くないですか?いいことばっかり書いて。あの人達はどういう根拠でオススメしてるんでしょうか?このサイトはあくまで藤原ナオヤの独断と偏見で評価しています。しかし自分の転職経験や調剤薬局オーナーだからこそ得られる情報、自分で転職経験者をインタビューした情報を統合してランキングしています。ですので皆さんが気になるマイナス評価もしっかり書いています。じっくり検討してくださいね。

重要!!

今まで仕事で訪れた都道府県

 

東北地方(宮城県、福島県)

関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉)

中部地方(名古屋、三重)

北陸地方(福井)

近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)

四国(高知、愛媛)

九州(福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島)

 

どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。