ベゲタミンよ!さようなら!

 ついに、ベゲタミン配合錠がA、B共に日本精神神経学会から「薬物乱用の防止の観点から販売中止」という案内がありました。

 以前、エリミン錠についても同様の理由で、販売中止になりましたよね。

 これらは、裏社会では通称赤玉(ベゲタミンB配合錠に関しては白玉ですが)と呼ばれるくらい大変人気のある薬で、以前にもこのお話をしましたがかなり高い値段で売られているそうです。

 今回は、エリミンやベゲタミン配合錠が販売中止に至るまでの経緯を見ていき、今後の課題について考えていきたいと思います。

 

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販売中止までの経緯(エリミン錠)

 エリミン錠は、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に分類され、強さも中間型でそれ程強い薬ではありません。(でも、見た目は真っ赤な錠剤なので一般市民から見たら強力なイメージを持っている人も少なくないらしいです。)

 それなのに、この薬が販売中止に至ったのは裏社会の特殊な使い方による薬物乱用が大きな問題でした。

それは、普通に飲むのではなく、砕いて鼻から吸入するスニッフという服用方法で、多幸感や健忘を楽しむという本来とは違う使い方です。

 しかし、このような使い方をすると一気に依存度が高まり、エリミンがないと離脱症状が起きる程になってしまう為、売り手が高い売価を設定しても売れてしまうのです。

 一時広域処方箋で、万が一エリミン錠だけが出ているとしたら、偽造処方箋を疑えと言われるまでなったくらいです。

もはや、販売中止になって当然の状態でしたので事がすんなり運んだのです。

 しかし、今回のベゲタミン配合錠の場合は同じ薬物乱用と言う理由ですが少し状況が異なっているのです。

販売中止までの経緯(ベゲタミン配合錠)

 ベゲタミン配合錠は、「飲む拘束衣」と呼ばれる程、他の睡眠剤では眠れない難治性不眠に対して昔から使われて続けてきました。

 しかし、その分依存性も強く薬物乱用に繋がってしまう事も少なくなく、薬漬けになってしまう薬のトップ5に挙げられていました。

 また、ベゲタミン配合錠は安全性も低く、何錠か飲んでしまうと脳の機能も落ちてしまい意識がなくなったりします。そして、呼吸中枢や血管運動中枢も機能しなくなり、その結果呼吸が止まってしまい血圧が一気に下がってしまう事もあるのです。

 その為、販売中止の噂も以前からチラホラと言われていました。

 しかし、ベゲタミン配合錠は、本当に眠る事が出来ない統合失調症患者による使用者が既に相当数いる為、なかなかすぐに販売中止には踏み込めなかったのです。

 しかし、古い薬で薬価もかなり下がっており、無理に販売を続けていてもデメリットの方が大きいと製薬会社側が判断した為、日本精神神経学会の要望に従いついに販売中止に至ったわけです。

 でも実際、精神科医からみたら睡眠薬の切り札として使っていた医者も少なくなく、今回の件については賛否両論らしいのです。

私も、デメリットが大きいのはよくわかっていますが、患者がベゲタミン配合錠を使うまでに至ったという事はそれなりに理由があると思いますし、適切に使えばとてもいい薬なので、何も販売中止にする事はなかったのではないかと思います。

 しかし、もう決まってしまった事なので、なんとか年内に患者に説得していかなければなりません。

今後の課題と対策

 精神科薬はここ数年、国より厳しい目で見られています。

 少し話が逸れますが、フルニトラゼパム錠(ロヒプノール錠)も諸外国で犯罪行為目的で飲食物に混入すると言う事例が報告された為、飲料等に入れた時青色に着色するように改良されました。

 このように、近年精神科薬から犯罪が相次いでいる事により国も様々な対策が練られているのです。

今回のベゲタミン配合錠はご存知の方も多いかと思いますが、コントミン糖衣錠とピレチア錠(ヒベルナ錠)とフェノバール錠の合剤です。

つまり、販売中止にした所で、今後は単純にバラバラで処方すればいいというだけの事になります。(規格は少し変わってしまいますが…)

むしろ、どうしても必要な患者からしたらこの方法で対処するしかないのかと思います。

 でも、その行為は結局のところただ薬価を高く上げるだけの話になってしまい、薬物乱用から回避する事には繋がらないのです。

 しかし、考え方を変えれば薬物乱用から回避できるかもしれません。例えば、ベゲタミン配合錠から切り替わる最初のうちは3種類で出して、徐々に1種類ずつ減らして行くという事ができます。

特に、フェノバルビタールは安全性の低い原因となっている成分ですが、作用時間が長い薬なので、身体からゆっくりと消失していく為、薬がなくなる事による離脱症状はそんなに強くありません。

よって、フェノバール錠から少しずつ減らして行くのも手かもしれません。

 また、逆に他の睡眠薬が効かないという事でいきなり3種類出すのではなく、徐々に増やしていくように調整する事も可能になります。

 こうしていく内に、いつの間にか患者の中でベゲタミン配合錠の存在を忘れてくれたら、薬物乱用も減少していくのではないかと期待できます。

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どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。