院外薬局が調子に乗ったツケ

 先日、関西医科大学総合医療センターが5月の新本館の開院に伴い、院外処方箋の全面発行を中止する事になりました。

このニュースは、今後の院外の調剤薬局の存続に大きな影響を及ぼす可能性があるのではないでしょうか。

この病院側から見た厳しい現実より、院外薬局の今後のあり方について考えてみたいと思います。

 

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院内に戻すまでの背景

 この病院は、当初国の方針により院外処方箋を始めた際は、薬局は1つしかなく7割以上は広域薬局に分散していたそうです。

当初はこれこそ理想的分業体制でしたが、現在は1日に約700枚の処方箋を発行しており、院外の調剤薬局も7軒も連なっていました。

もう16年程院外処方箋を出していたのですが、今回改めて院外処方箋の全面発行について検討し、その結果、それ程メリットを感じられないという事でまとまり、中止に至ったのだそうです。

 その原因の一つが、患者の負担が大きいという事です。

確かに院内と比べたら、場所の移動が面倒くさい、薬をもらうまでに時間がかかる、病院と薬局の両方に支払わなければならない為負担金額も大きくなるなど挙げられます。

 二つ目に、周りが薬局だらけになってしまい、患者だけでなく地域の住民にとっても他の楽しみがなくなってしまった事です。

せめて、夜間・休日も営業して日用雑貨などの販売も行ってくれていたらまだ良かったのですが、どこの薬局も揃って閉店して患者や住民の役に立っていないと言うのです。

確かに私も薬剤師ですが「何も言えねー!」っていうのが正直な感想です。

まぁいつかこの時が来るだろうとは思っていましたが(こんな事、院外薬局の薬剤師が言ってはいけない事だと思いますが…)今までまぁないだろうと思っていた調剤薬局不要説が、ついに現実化されてしまったのです。

あくまで患者の為

 患者にとってのサービスを考えれば、答えは簡単ですよね。

 そもそも院外処方箋は薬剤師のいない医療機関において医師と薬剤師のダブルチェックができない為、危険性を伴わないよう安心して患者が薬を飲む事ができるように設けられた制度です。

なので、本来大きな病院で薬剤部があるならば、わざわざ院外に出す必要なんて全くないのです。

ただ、院内の薬剤師は注射薬や病棟患者の薬の管理もあるので、外来の処方も扱うとなると、どうしても手一杯になってしまい院外に出さざるを得なくなるわけです。

よって、もし院内で十分の薬剤師を確保出来るならば、それが最も患者にとっての最高のサービスを提供する事に繋げる事ができるのです。

 そこに着目した関西医科大学総合医療センターの院長の考えが、ものすごく納得できます。

実際、院外処方箋の全面中止を行ってから約1カ月が経ちましたが、既に全体の患者数に対する院内に切り替わった患者数は約60%となっているのです。

 この事からも、やはり患者側から見ても院外処方箋に対するこだわりというのがそれ程ないという、薬剤師にとっては大変残念な結果となってしまったのです。

 それだけ何も考えず呑気に調剤だけをしていたバチが当たったのでしょう。

早急に健康サポート薬局に対応すべし

 実は、このような院内に戻すというパターンは今回が初めてかと思いきやそうでもなく、既に個人経営の医院でも院内調剤に戻している所があるのです。

院外薬局に対して医師が期待していたものとはかけ離れていたのだと思います。

 だからと言って、病院側も決して簡単に院内に戻せる訳ではなくそれなりに覚悟が必要となります。

院内でやると決めた以上、さらなる薬剤師の確保に人件費がかかり、それに伴う処方箋の割合もすぐに100%院内に取り込める訳ではありませんので、

 まずは赤字が予想されます。それでも、患者のサービスを第一優先に考えているので、いずれは利益として跳ね返ってくるのだと思います。

流行る商売=お客さんへのサービス精神、流行る医療機関=患者へのサービス精神というように、結局商売も医療機関も同じ理屈なんだという事が今回の件でよくわかりました。

そう考えてみると、逆に今までの院外薬局は法律に縛られたままで特に新しいサービスを提供する訳でもないのに、よくここまで長い間勝ち続けてこれたなぁと思いますよねー。

 今では、院外薬局があちらこちらに立っていますが、果たしてその中のどれくらいの割合で患者へのサービスを提供していると自信持って言えるでしょうか?

 ちょうど今年の10月からは、健康サポート薬局が開始されます。

これこそ、院外薬局に求められている患者へのサービスの一環なのではないでしょうか?

以前にも記事にしましたが、この権利を取得する為にはかかりつけ薬剤師を始め様々な条件をクリアしていかなければなりません。

 しかし、院内薬局には絶対にできない院外薬局の強さを今こそ見せていく時期に迫ったのではないでしょうか?

 私は、今回の件で全ての院外薬局が目を覚まして、今から健康サポート薬局に向けて積極的に取り組んで欲しいと思いました。

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どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。