高額医薬品の効果対薬価の戦い

 最近、C型肝炎の治療薬ハーボニーや根治切除不能悪性黒色腫用薬オプジーボ等の高額医薬品が次々発売されています。

そして、さらに適応の追加で新規患者の獲得に製薬会社は努力をしています。

 しかし、このままこの状態を続ければ確実に医療保険がもたなくなるという事で、これらの高額医薬品についての討論をする為に、中央社会保険医療協議会と言う何やら長々した名前の会議が頻繁に行われるようになりました。

 今回は、そんな討論会で薬価算定ルールの見直しについて思った事について書いてみたいと思います。

 

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薬価を下げるべき?

 実際、高額医薬品と言ってもイメージが湧かないので、ここで一つ例を挙げてみましょう。

抗ガン剤であるオプジーボでみますと、体重60kgの人に一年間投与した場合の薬価はなんと約3500万円かかると言われています!

ヴギャーー!もはや、新築の家が買えてしまうレベルですよ!

確かにこれではなんぼ予算があっても追いつかない気がしますねー!

 では、まずはじめに研究開発費等の原価を考慮した上で薬価を下げて考えてみましょう。

単純に下げた分、医療保険財政のダメージは一見軽減されるかと思います。

でも、ひょっとしたらこの低薬価が患者や医師達の間でコスト面を考えて使いやすいと判断される可能性もありますので、場合によっては軽減されるどころか負担額が大きくなるかもしれません。

 また、せっかく優れた医薬品を多くの優秀な人材を使って何十年かけて開発し発売に至ったとしても、低薬価による差額の利益は減ってしまう為、結果的に製薬会社の「新薬なんて作るだけ無駄!」というモチベーションを下げてしまう可能性だって危惧されます。

 それだけではありません!外資系も日本市場から撤退してしまう事もあり得るかもしれません。

そうなると、患者からしたら治療できた病気も治せなくなるという結果に至ってしまう恐れもあるのです。

 よって、今すぐに薬価を下げるという案は厳しそうです。

適応を増やしてはいけない?

 次に、適応を限定的にするという案を考えてみましょう。

 例えば、家族性コレステロール血症と高コレステロール血症の両方共に効能・効果を製薬会社がとり保健償還が可能となっても、家族性コレステロール血症だけを保健収載として認めるという事です。

こういった事は制度としては可能な話ですが、実際に運用された事はいまだありません。

 しかし、これもどうなんでしょう。

確実に言える事は、製薬会社側としてはわざわざ新規適応をとる為にお金かけてデータを集めて努力してきたのに、保健収載まで至らないとなったら新規患者の獲得に繋がらず、またモチベーションを落とす事になりますよね。

結局そうなると、薬価引き下げ案と同様の現象が起きてしまいます。

 また、適応拡大時に期中でも薬価の再算定するという案もあります。

しかし、期中で薬価の見直しをするというのはDPCの点数の見直し等、診療報酬全体の影響か出てしまう為現状では厳しいのです。

 こういう訳で、高額医薬品を巡る問題は非常に複雑で難しい問題であり、製薬会社側と国との争いはまだまだ続きそうなのです。

MRの言いなりになってはいけない

 だからと言って、既に高額医薬品は発売されており、既に大病院では使用している所もありますのでいつまでもダラダラしてはいれません。

私の考えとしては、国は高額医薬品の扱い方だけに目がいきすぎているからなかなか解決出来ないのだと思っています。

 別の視点からみてみましょう。

例えば、エビリファイという統合失調症の薬があります。

錠剤から始める方がほとんどだと思いますが、ドクターがあまり効果がなかったという事をメーカーに伝えると、今度は錠剤より速く良く効く事を謳って内用液を勧めてくる訳です。

実はこの内用液、何よりも薬価がバカ高く錠剤の約3倍にまで跳ね上がるのです!

確かに内用液は錠剤より効き目も速いとは思います。

しかし、所詮錠剤と成分は全く同じであって効果にそんなに大差がある訳ではないと思います。

確かに、この内溶液も適応は錠剤と変わらないので、錠剤が効かなくなったから内用液を使ったとしても、調剤報酬上は問題ありません。

 ただ、本来のこういった内用液の使用目的は自分で錠剤が飲めない人等限られた方用だと個人的には思うのです。

正直、エビリファイ内用液と同等の効果を持つ薬価の安い薬なんてたくさんあります。

決してエビリファイを否定している訳ではありません。

たくさんのドクターが使っていますのでいい薬であるとは思います。

 今回はたまたまエビリファイについて例を出しましたが、まだこういった類いのパターンでの薬価の無駄遣いは他にもいっぱいあるのです。

 このように他の剤型がある中で薬価が特別に高い薬こそ、適応を少なくして限定していく必要があると私は思います。

そして、高額医薬品に関しては、薬価に相応しい確かな効果によって、その適応となる対象者が安心して確実に治療出来る環境になって欲しいと願っています。

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どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。