今さら「かかりつけ薬局」?

塩崎厚生労働大臣

ここ最近、医療にからむニュースが多いですね~。ちょっとずつピックアップします。
まず、塩崎厚労相のこの発言から・・・
「5万7000軒の薬局についても全てを残すわけではない」

 

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えっ!?日本って自由主義経済の国ですよね?
この発言聞いて、日本って共産主義か社会主義経済の国かと思っちゃいました。
いや~、調剤薬局始めるときに国からお金もらったり、別段便宜を図ってもらったことないんですけどね・・。
足引っ張られることはしょっちゅうですけど。
何もかも自己リスクで商売始めたのに、「残すわけではない」発言ですか・・・。

もちろん、報酬改定でマイナス改定が続いているのでこの先経営的に立ち行かず、これまた自己判断で商売畳む時が来るかもしれません。

しかし、さも自分の所有物みたいな言い方に、何とも言えない腹立たしい気持ちになりました。

 

で、次のニュース。

「かかりつけ薬局」で薬を受け取るように転換する!?

5月21日の政府の規制改革会議の健康・医療ワーキング・グループで『現状は多くの患者が門前薬局で薬を受け取っているとした上で、
今後は患者がどの医療機関を受診しても身近な「かかりつけ薬局」で薬を受け取るように転換する』と方針を表明。

いやいや、これ、医薬分業の最初の最初からこの方針でやってますよね?今、改めて方針表明されても・・・(苦笑)

僕、今まで何か思い違いしてたのかな~って感じです。


僕は以前からブログで言ってますが、日本の医薬分業は構造的に門前分業(マンツーマン)しか無理なんですよ。

経済的理由から

面分業で調剤薬局を経営できるほど、調剤薬局への報酬は手厚くないです。というか完全にカツカツ。

 

参考記事:「調剤薬局は儲けすぎ!?」
正直、高邁な理想を描いて、完全面分業を志すなら、今の調剤報酬の5倍くらいでも黒字にするのが精一杯じゃないですかね~。
せいぜい医院に門前に薬局作って、経済基盤を固めてから、広域処方せんをがんばって拾う程度でないと経営的に成り立たないです。

国民の意識の低さゆえ

もう一つは国民の意識の低さです。
結局、「何でもエエからすぐに薬ちょーだい!」的なノリの人が99%なので。

参考記事:「調剤薬局経営のメリット・デメリット」


残りの1%も門前薬局が異常に混んでるから、家の近所にたまたまある薬局に処方持ち込んだだけです。

しかも、規制緩和で門前薬局どころか、門内薬局を推進しようとしてますよね?

 

参考記事:「病院敷地内に調剤薬局を開設!?責任者出て来い!!」


どこが「かかりつけ薬局」やねん。逆に完全に1対1(マンツーマン分業)へ逆戻りしようとしてますよね?
まるで180度反対、チグハグなことをやろうとしてます。
トホホです。で、次のニュース。

ジェネリックさらなる推進へ 目指せ80%!!

財政制度等審議会は27日、財政制度分科会を開き、社会保障制度のあり方を議論した。
歳出抑制策では、安価な後発医薬品(ジェネリック)について、使用割合の目標を、29年度内に従来の60%から80%へ引き上げるよう提言した。
財務省によると足元のジェネリックの使用割合は約55%で、80%に達した場合は国費ベースで約2千億円の医療費削減効果が見込めるという。

ハイ。出ました。ジェネリック推進による医療費削減。
推進するのは簡単。でも現場の調剤薬局、今の55%や65%でもヒーヒー言ってると思います。
80%って数字は役人が鉛筆舐めて出した数字やと思いますが、現場感覚では新薬以外はすべてジェネリックに変更って感じになるんじゃないでしょうか?

凄まじい状態です。

1、まず、現状では方法論が間違ってる

今でも医師の処方を「調剤薬局の涙ぐましい努力」でジェネリックに変更してます。処方元側の一般名処方なんか後発促進において、屁のつっぱりにもなりませんよ。
しかもあれ、一般名処方書くのは医者が2点欲しさにやってるだけですから(笑)

基本的に処方発行元でジェネリック記載にしてしまう方法以外は80%という数字は達成できないと思います。

しかも、これ平成29年度内にやるんでしょう?

ということは、次の改正で後発医薬品体制加算のハードルがメチャクチャ上がるでしょうね。で、今までの55%や60%での加算はハシゴを外すと思います。魂胆、ミエミエです。


いや、そもそもなぜ今までも具体的な数値目標を立てるなら、わざわざ調剤薬局でジェネリックに変更をさせるという回りくどい方法をさせてるのかが不思議です。


患者の選択の自由意思を尊重するために調剤薬局側で変更させるという趣旨なら理解できるのですが、そうでもないですもんね。

2、国策による完全に民業への干渉行為

これ、調剤薬局への干渉行為を言ってるのではありません。(そんなもんしょっちゅうです)
製薬業界への干渉です。
今、仮に国が80%のジェネリック置き換えを本気で推進したとします。

先発の製薬メーカーどうなりますかね?後発メーカーは?


先発メーカー的には・・・・。
特許が切れた医薬品に関しては、ほぼ売上げがゼロになります。
新薬以外はほぼすべて、後発医薬品に変更させられてしまうからです。

それが後発率80%の世界の意味するところです。


先発メーカーはこれまで、現行の薬価制度の中で新薬でもたいして利益を出せないし、圧迫されている分を他の薬の利益で補っていたはずです。
新薬と特許切れ医薬品のトータルで利益を生み出して(マージンミックスして)R&Dや買収に使ってたはずです。あるいはオーファン(希少薬)開発推進。
特にオーファンドラッグは儲からないのでCSR(社会的責任)の意味合いが強いです。

でも、薬価制度で新薬の利幅も少ないわ、特許期限が切れたらすぐに後発品に置き換わって儲からないなら開発力のある先発製薬メーカーは、いい薬の開発や社会的に意義のある仕事をやる気なくなるでしょうね。


後発メーカーのコバンザメ商法(特許切れの医薬品を片っ端から製造していく)の方がリスクなく売上げを上げることができますもん。
実際、最近先発メーカーも後発薬に手を出してますしね。

僕はこれは社会的に大きな損失だと思います。
何事もバランスが大事で、後発率80%なんて極端なことを国が強制的に推進すると結局大きな歪みを生むと思います。
そして自然の摂理と同じで一旦バランスを崩したものはなかなか正常化できないと肝に銘じておくべきだとも思います。

このバランスというのは、僕は本当に大事だと思います。

目先の損得を優先したために、全体のバランスを崩し、結局は目先の損得も悪い方向に動いてしまいます。

僕のコラムではたびたび紹介してますが、折りしも先日なくなられた天才数学者ジョン・ナッシュの「ナッシュ均衡」の典型的な例だと思います。映画:「ビューティフルマインド」を是非ご覧下さい。

一方、後発メーカーはウハウハでしょうね。
沢井製薬、日医工、東和薬品、なんかはものすごく景気いいですよ。
TVのCMでもバンバンこの3社やってるでしょう?
ある意味、国策に合致して時流に乗ってるんですが、僕は失礼ですけど「時代のあだ花」だと思ってます。

毎年、高額年俸で業界を賑わす、あの会社の社長もますます鼻息が荒くなりそうです。

 

参考記事:「日本調剤の社長の年収は安い!?」 ←社名書いちゃった

今後、製薬業界はちょっと不健全な状態に陥ると考えてます。

特に新薬を開発できない製薬メーカーは会社が傾きかねない事態だと思います。

参考記事:「エーザイのリストラ」


先発メーカーは、これまでちょっと儲け過ぎのところもあったので、致し方ない面も否めませんが・・・。

プライマリーのMRはリストラの対象になるかもしれませんね。なんせMRの数が多いしドクターも薬局も訪問の必要性を感じてないので(失礼!)

次、マイナンバー制度・・・に行きたかったのですがちょっと長くなったのでまた次回。

 

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重要!!

今まで仕事で訪れた都道府県

 

東北地方(宮城県、福島県)

関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉)

中部地方(名古屋、三重)

北陸地方(福井)

近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)

四国(高知、愛媛)

九州(福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島)

 

どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。