厚生労働省が無資格調剤を認める!?

厚生労働省が無資格調剤を認める

このニュース、ご存知の方も多いと思います。如何せんソースの出所と内容がイマイチはっきりしなかったのと薬剤師会を含め、どこも大っぴらにしなかったのでブログに書かなかったのですが、僕の中ではこの業界に長らく住んでいて一番衝撃的なニュースでした。

 

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少し話を整理しましょう。
ことの発端は昨年11月に厚労省が薬剤師や薬学教育者を集めて開いた非公式の会合でした。

薬科大学の理事長が、「ここ最近の薬剤師国家試験の合格率の低下によって、薬剤師になれなかった薬学部卒業生にも
ピッキングを認めてはどうか?」という内容の提案でした。

ここでの厚労省側の回答が激震をもたらしました。

「え!?そもそも薬剤師でない人がピッキングしたって、ダメだとは言いませんよ。もし厚労省に問い合わせが来てもそのように回答します」との返事。
(実際にはもう少し別の言い方だったかもしれませんが、趣旨はこの内容です)

チャラリ~♪鼻から牛乳~♪

質問した理事長の気持ちを代弁しときます。
「えっ!?えっ!?

どっひゃ~!!今、何て言ったの?薬剤師以外がピッキングしてもいいって?しまった~。ヤブヘビだった~!!」

1、そもそも「調剤」の定義が不明瞭なんです。

詳しくは僕が過去に書いたブログ記事
参考ブログ記事:調剤補助(無資格調剤)の是非を参照して下さい。


この中で記載しましたが、そもそも本来の調剤とは
”医師、歯科医師の処方が医学的に妥当であるかの判断(処方監査)、医薬品の相互作用や重複投与の防止、患者への充実した服薬指導、患者の薬剤服用歴・指導 内容の記録と管理、副作用の予防や早期発見と対策、後発医薬品の選択、未知副作用の発見など、医薬品が関わる多様な業務全てを含めたものが(広義の)調剤 とされている。”
なんです。

よって、僕たちが通常使う「調剤」という言葉は非常に狭い範囲の「調剤」を指していています。(現場の認識も同じだと思います)
そして、「調剤」を薬剤師以外がおこなってはいけない法律は実はどこにもなかったんです。(いや、本当に)
でも、この問題は長らく業界の中では「グレーゾーン」ということになっていました。


それを今回、非公式ながら厚生労働省のお墨付きを頂きまして、「調剤」は事務員がやってもよいということでケリがつきました。(たぶん)

ところで僕、変に真面目な薬剤師の人が「事務さんは、薬触らないで下さい。法律違反です!!」と、のたまうのが大嫌いでした。
だって法律的根拠がどこにもないんですもの・・・。
今日でその議論も終わりです。

これから、そういう薬剤師の方にはこう答えましょう。


「先生、違いますよ。事務さんのピッキングは厚生労働省も認めた合法的行為なんです」と。

2、保健所(薬務課)の対応はどうなるのか?

厚生労働省が認めても、実際、立ち入り検査に来るのは薬務課です。
ところで、この薬務課の元締めは誰なんでしょうか?
一応、県なんですが、どうも元締めは医薬品局総務課みたいです。

よって薬務課も厚労省の配下なんです。
ですので、基本的には、同じ役所の管轄なんですが如何せん役所です。

「部署が違えば、見解も変わる」かもしれません。
一度、所轄の保健所に聞いてみるのもいいかもしれませんね。

「厚労省の非公式見解で事務さんがピッキングしてもいいとのことだったんですが、立ち入り検査の時に事務さんがピッキングしていてもお咎めなしですよね~?」と。
いい顔はされないかもしれませんが、少なくとも表立って違法とは言われないでしょう。
だって、親分がイイっと言ってるんですから。

3、今後の業界の動き

大手は昨年11月の非公式の情報を早い段階で入手して、すでに動いている形跡があります。
ファーマライズ系列のお店では、早く動きすぎて(笑)、保健所の立ち入り検査があったみたいですね。

僕は過去に書いた、ブログ記事で上場規模の大手調剤薬局は「グレーゾーン」である、調剤補助はやっていないと書きました。

参考ブログ記事:調剤補助(無資格調剤)の是非(その2)

理由は、上場企業は株主の手前、法令順守がウルサイので、「まあ、法律的には問題ないけど後でトラブルと面倒だからやめとくか・・・」的な感じだったと思います。
君子危うきに近寄らずです。
でも一旦、それが「シロ」のお墨付きが出れば、大手の動きは早いと思います。

調剤薬局の経営はかなりキツイというのは皆さんご存知だと思います。

商売の原則は「安く仕入れて、高く売る」です。
でも高く売ることは調剤薬局にはできません。それどころか調剤報酬改定ごとにマイナス改定ですから売上げは下がっていく。
仕入れの方も国が薬価を決めているので安くならない。

あとは、固定費を削ることなんですが家賃交渉にも限界があります。それどころか、大きな病院前の入札は年々、入札価格が高騰しています。

今、大病院の前の敷地の入札価格は億円単位ですよ。

また人件費に関しては、薬剤師不足のご時勢で人件費を削ると、薬剤師は集まりません。

八方塞の状況で、中小薬局の苦肉の策が調剤補助による人件費削減でした。
これがシロになったら、ビクビクしないでもっと事務員さんを活用した効率的なオペレーションを組めます。ものすごい人件費削減が期待できます。

ここを大手が見過ごすはずないです。
ものすごい勢いで、関係官庁の裏づけ(確認)を取って、オペレーションマニュアルの変更をしてくると思います。

と言うか、すでに準備万端なんじゃないでしょうか・・・。


ウチも事務スタッフメインの調剤オペレーションを組む予定にしてます。

少なくとも、コスト試算(どれくらい人件費が削減できるか?加えて調剤報酬の変動との兼ね合い)は済ませてあると思います。

利益に直結する部分なので、場合によっては企業業績が大きく上振れ(下振れ)する可能性があります。

全くの余談ですが、現場の薬剤師なら、一般の投資家より先回りして予測できるので、店舗を多く抱える上場企業の株を買うあるいは空売りすることも可能です。

4、薬剤師会どうした?

薬剤師会はこんな重大なことに対してなぜか「あり得ない」と回答しただけで
何ら合理的な見解も、対策も打ち出そうしているようには見えません。
むしろダンマリを決め込んでいるようにも見えます。

正確には、「手を打てない」と言ったところでしょうか?
無資格者のピッキングに関する違法性を示す法的根拠もないですしね。
しかし高い会費を取ってるのに頼りないです。

5、世の中は常に変化する

僕の立ち居地は調剤薬局経営者です。
ですので、今回の厚労省の非公式見解は「歓迎」です。


大幅な人件費の削減が望めるからです。

また本来、薬剤師の職能は狭義の調剤にあるのでなく、監査や投薬にあると僕は思っています。患者さんに気持ちよく、安心して服薬してもらい治療に専念してもらうこと。引いては病気を治すことが使命だと思います。


何より僕は曖昧なグレーゾーンというのが大嫌いだったのでよかったです。
グレーゾーンほど非効率なものはないと思っているからです。

ただ、勤務薬剤師にとっては「悪夢」以外の何物でもないでしょうね。
ちょっと想像しただけでも、自分以外の人間が自分より安いお給料で同じ仕事をするようになったら・・・と、理解できるので。
マーケットにおいて薬剤師の希少価値は低下するでしょうね。

でも調剤薬局経営者にとっても、調剤補助が「シロ」になったことによって、ゆくゆくは調剤技術料への影響もあります。もちろん削減の方向で。これまた経営者にとっては不確定な要素がひとつ増えたことになります。

今回の非公式見解やこのあと続くと予想される、さらに突っ込んだ「監督官庁の見解」と「大手チェーン薬局の動き」はこの業界の大きな転換点になるかもしれませんね。

 

一応、その後の医薬品局総務課(薬務課の元締め)の見解では、「事務員の業務範囲の整理についてはお答えしかねる」とのことです。

おそらく担当者は自分の発言が後々引用されるのをビビッた可能性が強いです。逃げ腰です。(笑)

 世間的なコンセンサスが得られて、自分たちの言動に責任を取らされない時が来たら、正式な見解を述べるでしょう。いかにもお役人らしいですね。

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どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。