エーザイのリストラ

エーザイのリストラ

昨年2013年11月、エーザイは45歳以上の希望退職を募集しました。しかも募集人数は無制限。(←最終的に応募者396人だった様です)

具体的には45歳以上かつ勤続5年以上の社員で、退職日は2014年3月31日。退職者には割増退職金を別途支給する様ですね。


エーザイにいる友人に直接話を聞きましたが、事実の様です。

もうひとつ、衝撃的な内容が・・・。

 

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それは、2014年春入社の新卒社員がゼロなんです。

これって異常事態ですね。

 

これまでエーザイといえば、これまで目立ったリストラを行ったことがありません。内資系製薬メーカーの中でも非常に温情的な会社で居心地のよい会社という評判でした。

 

新卒からのたたき上げが基本で、中途採用はほとんど行っていなかったんです。しかしここに来て、このリストラに前後して中途採用も行っている様子ですね。もう新入社員を一から教育していく余裕がなくなったことの表れとも言えます。


正直、エーザイの社内ではこのリストが発表されて衝撃が走ったと思います。今回は希望退職者でしたが、いずれは本当にリストラされる可能性が大きいからです。こんなこと言っちゃ何ですが、今まで日本の製薬メーカー、しかもエーザイに在職して、そこをリストラされたらちょっと再就職はしんどいと思います。


年収面でも恵まれていたので、45歳以上の人が転職できたとして、年収や労働条件はかなり下がると思います。さらにプライマリのMRだと転職自体かなりキツイ。

 

それではここ最近のエーザイの実績を見てみましょう。

財務面からのアプローチ

それでは、ここ10年間のエーザイの売り上げをチェックしてましょう。

 下図でわかるように、ここ10年間では2010年の8031億円をピークに右肩下がりになっており、2013年の売上は5736億円となっています。

 この5736億円の売り上げというのはほぼ2005年の売り上げ5330億円と2006年の売上げバグ6012億円の中間値で、エーザイは、この10年で売上げが2005年当時に戻ってしまったっていう感じです。

エーザイ10年間の売上げ

純利益は2008年の170億円の赤字を除けば、ずっと黒字ですが2007年の706億円の黒字がピークで、2013年は482億円とかなり減少しています。

 さらにキャッシュフローを見てみると、フリーキャッシュフローはプラスなのですが、投資キャッシュフローもプラス。つまり会社にお金が戻ってきており、将来に対する投資が的確に行えていない状況です。

 営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの関係から判断してもエーザイは停滞状態にあると判断できます。つまり行き詰っている。

売るものがない・・・・

エーザイの商品構成で一番が力を入れていたのが、「アリセプト」です。ご存知のように「アリセプト」は特許の期限切れで後発医薬品にシェアを取られています。実際、うちの薬局でも結構な割合で後発医薬品の選択をご家族の方がされます。

パリエットも同様にかなりの割合で後発品にシェアを奪われました。米国では医療保険制度の問題もあり、とにかくジェネリック医薬品への変更が盛んです。アリセプトから派生する利益の90%が吹っ飛んだという話もあります。

 

あとは意外なところでオンコロジー領域。

「ハラヴェン」は乳がん治療薬で、こちらは日米で結構売上げを伸ばしています。


その他、ルネスタ。う~ん、弱い。評判もイマイチですよね・・・。いずれにしても、ひとつの領域を支配するようなカテゴリキラー的な医薬品ではありません。


と言う訳で・・・。行き詰まってますね・・・。数字を裏付ける結果です。エーザイは、ちょっとここ数年先まで明るいニュースはなさそうですね・・。

栄枯盛衰

まあ、このエーザイのリストラのニュースを通じて、何が言いたかったというと・・・。「栄枯盛衰」だということです。


エーザイと言えば、僕が学生時代、「武田、三共、山之内、エーザイ」と言われて、非常に人気のある会社でした。

三共は第一製薬と一緒になって、第一三共になりましたし、山之内製薬は藤沢薬品と合併して、アステラスになりました。

合併時、結構なリストラが行われたのは周知の事実です。

 

余談ですが、過去に合併した時に熾烈なリストラで有名になったのは、サンドとチバガイギーです。領域が近い会社だったので、社員の半数近くが会社を去りました。つまり自分の席の隣の人がリストラされるか、さもなくば自分がリストラされるという状態です。


そして、このサンドとチバガイギーの合併でできた会社がディオバンの問題で揺れている「ノバルティスファーマ」です。

苦難は続きます。(苦笑)⇒ 参考コラム:サルでもわかるノバルティスの臨床研究不正事件

 

話が脱線しましたね。

たった20年という時間軸の中でさえ、こんなもんです。

企業の寿命というのはどんどん短くなってきています。これから先の20年では、もっと激しい合併や倒産が繰り返されるでしょうね。当然、今まで無名だった会社が彗星のごとく現れるのかもしれません。

 

殊更、製薬会社の業績は新薬の開発如何に依存します。新薬開発というのは、博打に近いものがあります。狙って新薬を開発できる時代は終わったと思います。当たればデカいけど、ハズすと痛い。石油企業の油田掘削に似てますね。油田を探して、何本も掘削する。でも実際、油が出てくる確率はかなり低い。だから最近はすでに油田を掘り当てた(新薬を発見した)新興企業を買収するスタイルが一般的です。

 

またまた余談なんですが、製薬メーカーって内部留保に莫大なキャッシュを抱えています。武田薬品は2012年3月期では売上げ1兆5500億円の売上げに対して2兆3800億円もキャッシュが積み上がっています。

 

これは自社での新薬開発あるいは、新薬開発に成功しそうな製薬会社の買収に多額のキャッシュが必要だからなのです。

頻繁にマスコミが、内部留保するくらいなら従業員に還元しなさい!と弱者の味方みたいな意見を発信しますが、見識を疑います。何も理解できていないんだな~と・・。

 

お~っと!またまた話が脱線してしまいました。

薬学部に限らず、学生は就職活動のとき、そのとき一番知名度の高い会社を選びがちです。でもだいたいにおいて、その時一番知名度が高い会社は、その時がピークの可能性が高いです。業界においてもそうですね。戦後、花形の業界はどんどん変わっていきました。


1940年代は石炭、砂糖、セメント、肥料、繊維。

1950年代は鉄鋼、造船、重化学工業

1960年代は家電、自動車

1970年代は商社、小売業

1980年代は金融

そして1985年のwindowsの発売を境にIT関連ビジネスが勢いを増しています。ITとは本来インフラですので、そのインフラに何を乗せるかで、また色んな業種の興亡が激しくなると思います。

 

どうですか?皆さん。石炭ですよ???もう誰も使っていないですよね?肥料って・・・。でも、当時は時代の最先端だったんです。

 

とっくの昔に斜陽産業だった「本屋」という業態を米国Amazonは書籍販売をITというインフラに乗せることによって、世界屈指の企業になりました。 IT革命が起きるまでは誰も予想できなかったと思います。フェイスブックなんかはオリジナルは同級生名簿ですよ。今も一般人には見えないだけで新しい企業 の萌芽が散在してるんでしょうね。

 

現在から過去を振り返ることは容易です。でも現在から未来を想像することは、ほぼ不可能だと言えます。

せいぜい、凡人には、時代はどんどん変わるから変化に備えよう!ということだけですかね・・。何とか、変化の時代を生き残りましょう!!

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今まで仕事で訪れた都道府県

 

東北地方(宮城県、福島県)

関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉)

中部地方(名古屋、三重)

北陸地方(福井)

近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)

四国(高知、愛媛)

九州(福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島)

 

どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。