管理薬剤師と勤務薬剤師 その埋められない評価の差とは?
長いこと薬剤師をやっていまして、発見したことがいくつかあります。
そのひとつが、管理薬剤師にすぐ抜擢される方といつまでたっても管理薬剤師になれない方の違いです。
私見ですが、管理薬剤師とその他薬剤師では圧倒的な能力の差が存在するということです。
単純な薬学的知識の差ではなく、薬局の管理能力や任せて安心という総合的な能力の差です。
人事担当者はよく見ていますよ。
管理薬剤師に抜擢される方は新卒で入社してもすぐに声がかかります。
数ヵ月後にはすぐに管理薬剤師に就任なんてケースも。
一方、20代後半になっても一度も管理薬剤師の声がかからない方もいます。
「いやいやウチの薬局では極端な薬剤師不足で能力がないのに管理薬剤師やってますよ。」
とか
「うちの薬局は規模が大きいので、能力あっても管理薬剤師まではなかなかなれません。」
という意見もあるかもしれません。
しかし、3~5年すれば必然的に転勤や人の入れ替わりがあり、能力がある人には必ず管理薬剤師をやって欲しいと声がかかるはずです。
また、明らかに能力不足の場合はすぐに勤務薬剤師に降格されます。
ですので、自分ではバリバリ有能な薬剤師だと自負している方。
もしあなたが30歳を超えていて、一度も管理薬剤師経験がないとしたら・・。
おそらくあなたは与えられた作業(仕事ではないですよ)はできても、会社から一人前として認められていない可能性が高いです。
私も20代後半以上の転職希望者が、職務経歴書に管理薬剤師経験がない場合は相当警戒しますね。
会社はよくその人の能力と人間性を見ていますので、自分には時期早尚かな?と思っても、管理薬剤師の打診があったら積極的に引き受けることをおすすめします。
責任者のポジションに就いて鍛えられるという面も多々あります。
また先ほど書いたように経営者の目線でみれば管理薬剤師経験者に対する評価は非常に高いものになりますので、転職の際も有利ですよ。
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