薬剤師辞めたい(その2)

22、薬剤師辞めたい(その2)

前回は、偶然にせよ、妥協の産物にせよ薬剤師になったのは何かのご縁かもしれないですよ、というお話でした。

 また、薬剤師、引いては医療の世界から足を洗おうとしても意外と思うようにはいかないなというのが実感です。

  

さて、今回薬剤師を辞めたいと思いながらも消極的理由で薬剤師を続けている方にさらにお話を。

 

まずは経済的なお話から。

皆さんが薬剤師を辞めたい理由の中に金銭的な不満がある場合です。

確かに先進国の中でも日本の薬剤師の給料は安いんじゃないかと思います。

初任給こそ高めの設定ですが、生涯年収では普通の理科系学部の卒業者が大企業で定年まで勤めるより、感覚的に1億円くらいは少ないのではないかと思います。

 

ただ、このお話には注意しておく点があります。「薬剤師として働くよりも企業に就職した方が生涯年収では有利である」という仮定は、あくまで定年まで勤められたとして・・・という前提条件が付くことです。

 今の時代ならこれに定年まで会社が存在したとして、とも言えるかもしれません。極端な例では、ある会社が属している業界が消滅しない場合とも言えます。

 つまり前提条件が「変数」なわけです。はっきり言って不確定条件なんです。

 

 僕が薬学部を卒業するときは男性は企業に就職するのが一般的だったんですが、研究室の仲間とよく言ってたのは「薬剤師免許って、どうせ一生使わないし本当に要るのかな~?卒論も大変だし、国試の勉強するのも面倒くさいな~」でした。

 この時は、前提条件が固定された「定数」でした。つまり一度就職したら、リストラもされないし、会社はつぶれないという確定条件。だから将来設計も非常に簡単でした。

 

栄枯盛衰。今の日本の不景気の深刻さは皆さんがご存知の通りです。

「大企業に勤めたら一生安泰」という神話は脆くも崩れました。一般のサラリーマンにとっては、この「変数」がひとつ増えただけで、将来設計は根本からやり直しです。

 

 ところで、日本には本当の意味でのビジネスマンはほとんどいないと思います。いるのはサラリーマンだけです。つまりプロフェッショナルじゃないということです。

 一流企業に勤めている40代の課長職の人がリストラされたら、おそらく次の仕事はないと思います。

 

これは実話だそうですが、人材紹介会社のコーディネータがリストラされた50代の部長職だった人に

「○○さんは、どんなお仕事ができますか?」という質問に

その方が「前の会社では部長をやっていました。ですので部長ならできます」と答えたそうです。トホホですね。でも日本の企業に漫然と勤めているとこういう思考回路になってしまうのでしょうね・・・。

 

 ところが薬剤師の場合はどうですかね?今の職場をリストラされたとしても、1週間以内には次の仕事を見つけられると思います。しかも複数の会社からチョイスすることも可能でしょう。

 

皆さんが「薬剤師辞めたい・・・・」と自分を卑下していたとしても、現実は皆さんはプロフェッショナルであり、市場の需給面から言えば、押しも押されもしない確実な「薬剤師免許」を保有しています。

 

ところで皆さんに伺いたいのですが、皆さんにとって最低ラインの生活ってどこですか?

ちなみに僕の場合で言うと、仕事があって、1日8時間働いたら、お風呂付のマンションを借りられて、三食お腹いっぱいご飯が食べれて、あったかい布団で寝れて、休みが週1日か2日あることです。これ以下だとちょっと僕は厳しい。

 

 薬剤師ならおそらくこの先もこのレベルは維持できそうですよね。まず乞食になることはないでしょう。皆さんの最低レベルはどこにありますか?

まあ皆さんは僕の覚悟している最低レベルよりは高いところを希望されるとは思いますが、それでも薬剤師をしていれば皆さんの一生が終わるまでくらいは、問題なく手にいれることができるでしょう。

 

 今の時代、この最低レベルを保持するのが非常に難しい。僕は色んな仕事を見てきましたが、結構現実は厳しいですよ。ものすごいストレスで休みも満足に取れず、1日16時間くらい仕事して、しかもサービス残業だから年収300万円って人たくさんいますよ。

 

話は「薬剤師辞めたい」に戻りますが、僕は皆さんが薬剤師辞めたいなら薬剤師辞めてもいいと思います。冗談でなく、真面目な話。

 

無理して続けることもないし、他にやりたいことがあるなら挑戦したらいいと思います。

いずれにせよ、有難いことに皆さんには薬剤師免許という強力な保険が一生付いています。先に述べた様に時代によってこの薬剤師免許という保険の価値は変動するのですが、今ほど、この保険が最強の効力を発揮している時代もないでしょう。

 

色んな医療系の資格がありますが、資格一本でご飯が食べられるものって「医師」と「薬剤師」くらいじゃないでしょうか・・・。士業の方はもっと悲惨で、資格のみでメシが食えるのってほとんどないと思います。弁護士でも今は難しい様です。

 

そいうわけで、薬剤師を辞めたいと考えてる諸君は、色々やってみてダメならまたこの最強の保険を使えばいいのです。

 

こんなことを言うと真面目な薬剤師の方から、そんな気持ちで薬剤師をされると迷惑だ!みたいな意見がでるかもしれませんが、気にすることないです。

 

 仕事は一生懸命しないといけないのはどの世界でも当たり前ですが、この薬剤師免許を手に入れるために、皆さんは相応の投資をしているわけです。(入学時までの勉強、受験、高い学費、厳しい授業と実習、卒試、国試、6年間という時間)

その大きな投資が「最強の保険」を作ったんです。必要な時は遠慮なく使いましょう。

 

ここまで色々書いてきましたが、どうでしょうか?

薬剤師を辞めたいという理由が個々人で色々あると思いますが、少しは気持ちが楽になりましたか?

新たなことを挑戦するもよし、他業種へ移るもよし、モラトリアム期間を設けて海外に現実逃避するもよし。

1回だけの人生何でもありです!!

そして、最後にもう一度、最強の保険が皆さんをどんなときも守ってくれます。皆さんに決して敗北はありません。

 

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中部地方(名古屋、三重)

北陸地方(福井)

近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)

四国(高知、愛媛)

九州(福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島)

 

どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。