~留学やワーキングホリデーを考えてる薬剤師にもオススメ~
え~、このコーナーでは、私は実際に地方でどんな暮らしぶりだったかについて書きました。気楽に読んでください。
まず、勤務日の前日くらいに入居完了します。
で、薬局に挨拶。通常は用意された住居は薬局のすぐ近所です。
地方ではTVはNHKと民放が1局か2局しか映りません。
私は衛星放送CSに加入してました。アンテナの取り付けももちろん自分でできます。(何度もやってるので・・)
地方は車社会ですので、車がないとちょっときついですよ。遊びに行くときにまず車ないとどこにも行けません。
私もペーパードライバーでしたが、勤務先の車を借りて練習しました。
最初は運転が怖くて、意味もなく家の周辺をグルグル回って練習しました。(笑)
近所に商店はほとんどありませんし、だいたいサザエさんが終わる時間には商店もシャッターを降ろします。
コンビニもローソンやセブンイレブンとかじゃなくて、ポプラとかRIC、Aコープです。
聞いたことないと思いますが、地方ではメジャーなんですよ。
薬局の勤務は朝8時半くらいから夕方5時くらいまでが多かったですね。
患者さんもいい人ばっかりでやさしいんですよ。
都会のなんだかピリピリした感じの患者さんはまず見ませんね。
私が勤務したとある薬局のお昼ごはんは薬局の奥の台所で事務さんが作ってくれてました。
11時半くらいになると、事務さんの1人が必ず奥に行ってしまうんですよ。(笑)最初はどこに行ったのかと疑問でした。
そしたら毎日、奥の台所で味噌汁作ってたんですよ。 12時過ぎになると奥の方から「ごはん、できたよ~っ!!!」と声がかかります。
もちろん患者さんにも丸聞こえです。(苦笑)
おかずは薬局の周りの畑から収穫。みんな患者さんの畑で、薬局のスタッフはいつでも勝手に収穫してよいと許可をもらってたみたいです。
たまに患者さんが「鶏つぶしたから食べて~」と生々しい状態の鶏肉を頂くこともありました。
調味料や牛乳、パンなど、畑で収穫できないものを買うために1ヶ月500円徴収されてました。(安っ!!)
ほんといい思い出です。私も手作りカレーを当番で作ったことがあります。好評でしたよ。
残業はありません。
ある時7時くらいまで残業して店のシャッター閉めてたら、ヤクルトのおばちゃんにバッタリ会いまして「遅くまで残業大変やね~」と感心されてしまいました。 (どこがやねんっ!!)
仕事の後は職場のみんなと毎日ご飯食べに行ったり、九州や東北にいた頃は毎日温泉行ってました。
もちろん部屋に風呂はついてるんですが、都会ではありえない規模の温泉施設が350円くらいで利用できるんですよ。(銭湯より安い)
しかも車で30分圏内にいくつもあるので、日替わりで温泉巡りしました。
地方で働いたことのある薬剤師は知ってると思いますが、みんな車に温泉セットを常時載せてあります。(笑)
僕はその他にも、虫取りアミとカゴをずっと載せてました。夜によくカブトムシとかクワガタに遭遇するんですよ。つい子供の頃のクセで捕まえたくなるんですよ。
ある時、この虫取りアミを持ったまま、温泉に行ったことがあるんですよ。
ちょうど秋で肌寒い時期だったんですが、車だったので、半パンにTシャツで入館したら、受付のおばあちゃんに
「寒いのにボク、元気やね~!!」と言われてしました。(笑)
そのとき、私もう30過ぎのおっさんですよ。
一応関西人なので、乗らないとダメだと思い、ちびっこ風に
「う~んっ!!!!!」とデカイい声で答えておきました。
いまだに謎な事件です。
田舎は食べ物もうまいし、空気もうまい。物価も安いし、豊かさってこういうことなのかな~としみじみ感じてました。
そうそう、都会の1万円と地方の1万円は同じ額面1万円でも価値が違うんですよ。
何もかもが安いので、感覚的には都会の1万円は地方の1.5~2万円くらいの感覚があります。
しかも家賃はタダだし、年収は1.5倍以上はあるので感覚的には手取り収入が3倍から4倍になった気がしますよ。
実際、地方で長く働いてる都会から来た薬剤師は生活が派手になっていきますね。まず毎日外食になってきますし、BMW買ったり、すごい時計買ったりしてる人も何人か見かけました。
まあ、私は自炊して質素倹約してましたけどね。
休みの日は人によって過ごし方がバラバラです。職場の人たちも休みの日までは一緒に過ごしません。
基本的に遊びの施設ってないんですよ。
ちなみに地元の高校生のデートスポットはジャスコでした。
私が九州にいた頃は土曜日の午前診が終わったら、そのまま博多に遊びに行ってました。特に何かをしてたわけじゃないんですけど、都会の空気が吸いたくなるんですよね~。
土日休みの薬局なんかでは、毎週の様に飛行機で実家に帰ってる薬剤師の方もいましたよ。
今は自分で薬局を経営しているので無理ですが、また地方で働きたいなあと思うことがたまにあります。
私の主観ですが、地方で薬剤師するのはほんとに楽しいですよ。
住み慣れた土地を離れるのは抵抗があって、地方勤務をためらっている薬剤師の方は是非思い切って踏み出してください。
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