~薬学部新卒の方に向けた応援メッセージ~
薬学部生が就職活動する際にはまずは、リクルートのリクナビ薬剤師に登録しておきましょう。(必須ですよ!!ここテストにでますよ!)
さすがリクルートと言うか、ここが一番充実してます。就活に必要な情報(企業説明会日程、志望業界の動向、就職活動の仕方etc)をモレなく情報収集することができます。皆さんの友人の方でもすでに登録している方がいるかもしれません。まだ登録が済んでいない友人の方がいれば一緒に誘って登録しておきましょう。登録しないと何も始まらないと言っても過言ではありません。
昨今の就活は厳しいです。ごくごく微差で採用枠が決まります。他の薬学部生より一歩先を目指してください。
今、在学中の薬学生がこのサイトを見ていたら少しアドバイスを。
悩み相談で多いのが、「いったいどこに就職すればよいか?」
ということです。
薬学部生の宿命!?としてもっと知識や経験を得られる病院を選択したり、大きな病院の門前薬局で経験を積みたいとか・・・。
あるいは、福利厚生のしっかりした大きな企業に勤めたい、新薬の研究開発してみたい。 患者さんと話ができる調剤薬局に勤めたい。
などなど色々あるかと思います。
もしあなたが学部生なら男女問わず企業でMRをしてみることを勧めます。 (※大きな病院や企業の研究開発職、公務員を志望している人を除く)
理由を一言で言います。
薬剤師というよりも、もっと大きく社会人としての必須のコミニュケーション能力や社会人マナーをきっちり学べるからです。
薬剤師は専門職ですが、それ以前に社会人として存在しているわけです。色んな薬剤師を見てきましたが、話していて最も視野が広く、基本的なマナーや言葉遣いを身に着けているのがMRあるいはMR経験者です。
ドラッグストア経験者もなかなかのものです。
個人の資質もあり例外はありますが、最初から病院や公務員を選択した方はちょっと厳しいですね。
ところでMRはよほどタフでないと一生続けられる仕事ではないと思います。
いずれは(特に女性薬剤師は)転職を余儀なくされるでしょう。
それでも同じ結論です。
また、製薬メーカーから調剤薬局、製薬メーカーから病院、製薬メーカーからドラッグストアは転職可能です。しかし逆の道は基本的にありません。ですので新卒の段階で企業に入ってみることをおすすめしています。
追加的に記載しますが、生涯年収も圧倒的に違います。
新卒の方は目先の初任給に目を奪われるかもしれませんが、企業の(MRなど)20代後半からの年収の伸びは圧倒的で、ライフスパンでみると、ここまで違うか!?というほど違います。
さらに一流製薬メーカーに薬学部以外から行こうとするとものすごく難易度が高く、狭き門です。
ところが薬学部卒業ですと、あら不思議!?、2流私立大学卒業でもあっさり一流製薬メーカーに入れてしまう訳です。
皆さんはものすごく強いカードを持っています。そこを意識してくださいね。
ある程度、自分の適性や社会の仕組みがわかった段階で自分に向いていないと思えば転職を考えればよいです。
もし、皆さんが学部生で製薬メーカーの研究職を希望されているなら、コラム「出身大学は重要か?」を読んでください。
修士課程と博士課程を利用した、学歴ロンダリングについて記載してあります。
以上が藤原ナオヤが薬学部新卒の就活生の皆さんに対するアドバイスです。
13-1、薬学部新卒就職活動の流れ
13-2、薬学部新卒就職活動(企業編)
13-3、薬学部新卒就職活動(病院薬剤師編)
13-4、薬学部新卒就職活動(調剤薬局編)
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