開業するならどの科目?

開業するならどの科目?

え~、最初に書いておきますが新規開業の場合は基本的にどの科目で開業しようかなんて「選択の余地はない」ということを肝に銘じておいて下さい。

いい話があって、サラリーマンの時より収入を得られそうなら、どんな科目の門前でも話に乗ってしまう。

 

それを理解した上で、どの科目の門前がオイシイのか?つまり利益を出しやすいのか?加えてその科目の門前薬局がどんな特徴を持つのかを参考にして下さい。

以下はあくまで僕の経験値から出した主観です。

例外も多々存在しますし、門前の科目を「薬局の経営」という観点から切ったものですから、そもそも医療という切り口ではありません。

あくまでビジネスのお話です。

その辺り、誤解のないようにお願いします。

1、内科系

メリット

やはり内科系は循環器系にせよ、消化器系にせよ、一番安定した科目です。つまり季節性による処方枚数の変動が少ないです。

 もちろん冬場は急性疾患の患者の増加で処方枚数は増えます。

内科系の大きなメリットとしては、患者さんが具合が悪いので「とりあえず病院にかかる」と言った場合は内科を標榜する病院にかかるので間口が広い。


 目薬やシップも内科で処方されます。よって、内服3剤の服用時点をMAXで算定できる可能性が高く、且、外用剤3剤の算定も十分有り得る。

 加えて、年を取ると必ず血圧は上がるし、血糖値も高くなりがちで完治することもありません。よってよほどヘンテコなドクターでなければ急激な患者数の減少に見舞われることもなく、順調に患者数は伸びていきますし、安定的な経営を見込めます。

デメリット

新規新規(しんきしんき=ドクターの新規開業と薬局の新規開業が同時の意味)の場合は医院の患者数が一定の割合に達するまで非常に時間がかかります。通常3年、ひどいと5年くらい。それまで経営的に持ちこたえられる資力が必要。内科系は在庫数が多くなる傾向にあります。また在庫金額もかなり多いです。また、薬の飲み合わせなど注意すべき点が非常に多く、薬剤師の知識レベルも相応に求められます。内科の門前で開業したら、ドクターと相応に話しができるレベルの薬剤師が必要です。他科との飲み合わせの相談も多いです。

耳鼻咽喉科

メリット

内科のようなメインの科目以外で薬局経営者が一番欲しがる科目です。

理由は経営面で服用時点が3つ取りやすいことと外用剤も3つ出やすい。計量混合加算も多く、点数的においしいパターンが多い。

かつ内容もワンパターンで済む。耳鼻咽喉科のドクターは結構、約束処方(パターン処方)が好きで、散剤の混合も年齢や症状ごとに分類されて、20パターンくらいの薬しかないことが多い。水剤も同じ。よって、空き時間に予製対応できるため薬剤師の配置が最小限で済むケースが多い。また難しい症例もなくパターンが決まっている。


在庫数も少ない上に、単価も安いものが多いので在庫金額も抑えられる。

最近の母親は子どもが風邪を引いたら、内科ではなく、小児科か耳鼻咽喉科を選択するので、流行ってない耳鼻咽喉科は皆無である。

診療圏調査を誤っても開業に失敗した医院はまずないと思われる。

また、冬場の爆発力はハンパなくすごい。


新規新規での開業でもほぼ1年で経営は軌道に乗る。

春に開業しても、その年の冬には爆発します。

デメリット

冬場の処方枚数の爆発力が大きすぎて、夏場の処方枚数との差が激しい。夏場の枚数に合わせた薬剤師の人員配置では、冬場は絶対無理。逆に冬場に合わせた人員配置では夏場は人員過剰になる。よって、夏場にピークの来る皮膚科があれば完璧。

皮膚科

メリット

意外に内服で調剤料を算定できる上に、軟膏の混合が好きなドクターが多く、計量混合の算定で利益を確保しやすく、売上げ(総点数)に占める技術料の割合が最も高い科目である。

処方内容も薄いですし、薬剤師の知識レベルもそれほど要求されないので、人員配置も楽。

 

耳鼻咽喉科とは全く逆の季節性があり、夏場がピーク。

よって年間を通じた適正な人員配置が難しい。ただし、耳鼻咽喉科ほどの変動はない。

デメリット

軟膏の混合を好まないドクターがたまにおり、リンデロンVG軟膏のようなチューブで処方されると薬局は辛い。流行る医院と流行らない医院がはっきりしており、後者の場合辛い。夏場がピークの科目なので、反対の季節性を持つ耳鼻咽喉科との抱き合わせがベスト。

小児科

メリット

子どもを持つ親の心情として、子どもはきちんと小児科にかからせたいものです。よって、ものすごく流行る小児科が多いです。

冬場の処方せん枚数爆発力はすごいです。

デメリット

小児科のドクターは非常に処方内容が細かく、散剤、液剤ともに体重や症状に応じて細かく処方内容をオーダーメードで変えてきます。

通常、100分の1グラム単位まで書いてくるので、非常に調剤に時間と手間がかかります。(余談ですが、100分の1グラムのオーダーなんて電子天秤では量り取れても、今の調剤機器の精度では正確に分包できないと思いませんか?)

また当然、監査にもかなり時間と手間がかかります。よって薬剤師の人員配置は相当厚くしないと、すぐに業務がパンクしてしまいます。散剤や液剤の軽量混合加算は付くものの、予製もできないので全く割りに合わない状態になる。すごく医院が流行っていても、薬局は経営的には厳しい場合が多い。もっと薬局泣かせなのは、薬嫌いのドクター(結構います)

季節性が激しいので、薬剤師の適正配置が難しい。

眼科

メリット

基本的に年を取ると必ず目が悪くなるので、潜在的患者数が多くものすごく流行る可能性がある。1日100枚以上の眼科もザラにある。

手間がほとんどかからず、調剤が簡単。在庫数も少ない上に単価の安いものが多いので在庫金額も抑制できる。

新規新規でもすぐに軌道に乗る科目。また院内で白内障のオペを行う医院であれば患者さんの集客力はMAX。ただオペに対する処方では旨みはなく、一応、オペの時間も薬局は開けていないといけない。

デメリット

如何せん、処方内容が薄い。しかも内服は基本的にない方が多い。目薬1本の処方せんも多々ある。技術料で稼ぐと言うよりも、人件費や固定費を落として、枚数を捌いてソロバンにのせて行く感じの科目です。

眼科一本での開業はちょっと厳しい。しかしすでに門前があって、そこに追加で眼科が開業される場合は、在庫薬剤や人員の追加投資をほとんどすることなく、利益をオンできるので非常にオイシイ科目。

整形外科

メリット

流行れば患者さんがものすごく増える(しかしデメリット参照)。特にリウマチの専門医であれば処方に結びつく患者数は増加し、処方内容は魅力的なものになる。

デメリット

医院が流行っていても、処方に結びつく患者さんは意外に少なく、院内の処置で終わるケースが多い。内服薬も少ない傾向。複数店舗を経営する経営者は、整形外科の単独新規開業の話は断る傾向にある。(除くリウマチ専門)

処方せん千枚ノックのススメ

以上、だいたいの科目について、その門前薬局の傾向を書きましたが、本来、独立を考える皆さんは、今いる薬局をはじめとして、あらゆる機会に調剤薬局の処方せんとその調剤録(ちょーろく)を穴が開くほどチェックすべきです。

最初は何も見えてこなくても、数を見ていれば、見えてくるものがあります。毎日、自分の薬局の処方せんと調剤録を徹底的にチェックすることからはじめてください。

その他、

「どの科目の門前なら、どういった処方内容なのか?」

「技術料はどれくらいかな?」

「この処方内容に対して、薬剤師の人員配置はどれくらい必要か?」

「この科目だと患者さんがどれくらい来て待合室の広さ、調剤室の広さはどれくらい必要か?」

「開局してかからの、患者数の伸び。年間の患者数の変動、季節性はあるか?」

「1ヶ月の応需枚数と技術料、季節による患者数の変動、在庫金額、在庫数」

などなど。

独立したいと本気で思うなら、レセコンデータや、薬局を動かしているオペレーションのすべてに意識を向けてくださいね。

 

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重要!!

今まで仕事で訪れた都道府県

 

東北地方(宮城県、福島県)

関東地方(東京、神奈川、千葉、埼玉)

中部地方(名古屋、三重)

北陸地方(福井)

近畿(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)

四国(高知、愛媛)

九州(福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島)

 

どこの職場でもすばらしい人たちとの出会いがありました。

いい思い出です。九州と東北の自然はすばらしかったです。

特に宮崎、鹿児島は一生暮らしてもよいと思うほどでした。