製薬メーカーの学術部は、医療機関からの問い合わせに対するDI業務や自社のMRに対する自社製品教育などを行う仕事です。
インタビューはココから
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どうも。今回は、国内大手ジェネリックメーカーの学術部に勤務されているJさんにインタビューさせて頂きました。Jさんは今年の春に薬学部を卒業された新入社員の方です。
Jさんの発言の「私」の部分は「わたくし」と読んで下さい。実際、そのように会話されていましたので。いつものインタビューと違って、藤原の言葉遣いが丁寧になっています(笑)。これはJさんの言葉使いが非常に丁寧だったためです。
ボクは常々、新卒の方はMRをやってみることをオススメしています。それは企業には非常に整った研修システムがあるからです。Jさんは学術部にお勤めですが、やはり企業研修の凄さを感じました。1年前は学生だったなんてとても信じられません。
まあ元々、Jさんがいい素質を持った人材だったからこそ採用されたのもあるでしょうね。前置きが長くなりました。では、Jさんに登場して頂きます。
藤原ナオヤ(以下F):「今日はお仕事中、大変お忙しいところ申し訳ありません。よろしくお願いします。」
Jさん:「こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。」
F:「それではさっそく、お話を伺わせて頂きます。まずJさんは薬学部の6年制、4年制のどちらをご卒業されたんですか?」
Jさん:「私の通っておりました大学の薬学部は6年制のみでした。ですので6年制薬学部を卒業致しました。」
F:「そうですか。それで実際に就職活動を始められた時期はいつですか?」
Jさん:「5回生の実習が終わる8月頃ですね。企業の説明会に参加を始めました。その当時は10月1日から就職活動を支援するマイナビやリクナビへの登録ができましたので、マイナビの方にも登録致しました。今はもう少し遅くなっていると思います。」
F:「Jさんは学術部門に勤務されているのですが、最初から学術の仕事をしようと考えておられたのですか?」
Jさん:「もちろん薬学部1年の時はまだまだ何も考えておりませんでしたが、実習などを終える頃には学術部への就職の気持ちが強くなりました。」
F:「あの~、ちなみにJさんの大学時代の成績ってどうだったんでしょうか?優秀でないと学術部には就職できない様な気がして・・・・。」
Jさん:「そうですね~。科目によってバラツキはありますが、総じて普通じゃないでしょうか(笑)」
F:「なるほど。それでは就職活動時の話に戻りますが、今、勤務されている会社の他にも何社か受験したのでしょうか?」
Jさん:「はい。同じく企業の学術部を数社と他にも調剤薬局などを受けました。」
F:「希望としては企業の学術部ということでしたけど、なぜ調剤薬局にもエントリーされたのでしょうか?」
Jさん:「そうですね。就職活動時に企業説明会に様々な会社の説明会に出たのですが、広い視野で物事を見ようと思い、調剤薬局なども選択肢に入れました。」
F:「なかなか柔軟な発想ですね。そして最終的に今の会社に就職したわけですが、最初にエントリーしてから内定を貰うまでにどれくらいの時間がかかりましたか?」
Jさん:「そうですね。2ヶ月程度でしょうか・・・」
F:「かなり早いですね。面接や試験はどれくらいあったのでしょうか?」
Jさん:「面接と試験合わせて5回です」
F:「2ヶ月で5回ですか・・・結構なハイペースですね。いくつかの会社を受けてみて今の会社を選んだ理由って何ですか?」
Jさん:「やはり、自分の希望の職種であったことと、試験や面接を受けていく上でこの会社にしようという気持ちが強くなりました。」
F:「すばらしい。それでは今度は入社してからのことを伺います。まず、仕事の内容をうかがう前に入社すると勤務地の希望を聞いてもらえたり、転勤はしたくないなどの希望は聞いてもらえるのでしょうか?」
Jさん:「はい。社内にはいくつかコースがありまして、勤務地や転勤の可否などについても弊社は希望を聞いてもらえます。ちなみに私は転勤可のコースを選択しております。」
F:「なるほど。差し支えなければ新卒の年収なのですがいくらくらいですか?」
Jさん:「コースによっても異なりますし、ノーコメントでお願い致します。」
F:「了解しました。それでは入社してからの研修についてお聞きします。入社後、これまでにどのような研修がありましたか?」
Jさん:「まず集合研修がありまして、会社のこと社会人としてのマナーなどについて研修を受けます。その後、会社の製品研修を行いました。ここでいったん研修は終了しまして、現場に配属。その後のOJT研修は必要に応じて行われます。」
F:「集合研修が終了したのはいつですか?」
Jさん:「4月の中旬です。」
F:「現在、学術のお仕事に携わっておられますが、具体的に学術の仕事とはどんな感じのことをするのですか?」
Jさん:「医院や病院、薬局の方の弊社製品に対する声や問い合わせを伺ってそれに対応していくお仕事です。加えて、弊社MRへの学術的な支援や製品研修、医療機関様への説明会なども行っております。」
F:「医療機関の説明会も学術部が行うのですね。てっきりMRの仕事かと思ってました。」
Jさん:「もちろんMRも説明会を行います。ケースバイケースですね。」
F:「普段の1日の流れですがどんな感じでしょうか?朝何時に出勤するとか、残業はあるか?など教えて下さい。」
J:「朝8時に出社します。普段は18時頃に退社です。残業もありますが、20時くらいまでがほとんどです。」
F:「それでは、最後に企業の学術を目指す薬学部生の方にアドバイスをお願いします」
Jさん:「まず狭い視野ではなく、大きな視野で就職活動して見てください。企業の学術志望でも他の業種の企業説明会に出席してみることは大事です。たくさんの知識や情報を得た上で判断して下さい。学術のお仕事は勉強の連続ですが、やりがいもありますし私はこの仕事に就いて満足しています。皆さんもがんばってください!」
F:「今日はお忙しいところどうもありがとうございました。」
Jさん:「こちらこそありがとうございました。」
以上です。いかがでしたか?企業の学術部へ就職を希望の薬学部生の方にはすごく役に立つインタビューだったと思います。是非参考にしてくださいね!!
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